1 議事の経過
開 会 午後2時10分
○(
土田俊人委員長) ただいまから
総務文教常任委員協議会を開会いたします。
出席全員であります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
土田俊人委員長) 協議に入ります前に、教育長及び
総務部長からそれぞれ発言の申し出がありますので、これを許可いたします。
○(
松永教育長) ただいまは、私どもが提案させていただきしました議案の審査、ありがとうございました。引き続いて大変申しわけございませんが、協議会をお願いしたいと存じます。
教育委員会で御協議をお願いしたい事項につきましては、去る12月3日に
小中一貫教育等調査特別委員会で御報告いたしました
一ノ木戸小学校及び
裏館小学校の
改築事業に伴う
基本設計案について、改めて御説明申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。あわせて(仮称)福多・
大和統合保育所名称案の選定結果について御報告申し上げますので、御審議賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。
○(
若山総務部長) 委員会でお疲れのところ、引き続きの協議会のお願いで大変恐縮でございます。
総務部からお願いします案件は、2件でございます。1件目は平成22年度
職員採用試験(
保健師職)の実施についてでございます。これは、本年6月の
総務文教常任委員協議会におきまして平成22年度
職員採用試験について御説明させていただきましたが、そのときに想定しておりませんでした
保健師職の普通退職の申し出がその後2人からございまして、この欠員補充に資するために追加で、平成22年度
職員採用試験を実施したいというものでございます。
もう一件は、今ほど触れました本年度の
職員採用試験の
実施状況について、
採用内定者の状況など、その結果の報告をさせていただくものでございます。詳細につきましては、所管の
行政課長より御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
土田俊人委員長) これより協議に入ります。
――
*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――
(1)平成22年度
職員採用試験(
保健師職)の実施について
○(
土田俊人委員長) 最初に、平成22年度
職員採用試験(
保健師職)の実施についてを議題といたします。
説明をお願いいたします。
○(
堤行政課長) それでは、平成22年度
職員採用試験(
保健師職)の実施について説明させていただきますので、恐れ入りますが
協議会資料ナンバー1をお願いいたします。
1の
採用予定人数及び
受験資格でありますが、
資格免許職といたしまして
採用予定人数は若干名、
受験資格といたしまして年齢要件を今年度の
前期試験を実施させていただきました
一般事務職大学卒業程度と同じく、35歳までとさせていただくものでございます。
2の
試験科目・
試験日等でございますが、第1次試験といたしまして
筆記試験を1月30日に実施し、第2次試験として第1次面接、第2次面接をそれぞれ2月下旬に行い、合否の発表は第1次試験は2月上旬、第2次試験は3月上旬を予定しているところでございます。
3の
受け付け期間・受け付け時間及び提出書類につきましては、
受け付け期間を1月4日火曜日から1月14日金曜日までとし、
広報さんじょう1月1日・16日合併号に掲載するとともに、
ホームページ等でお知らせさせていただきます。そのほか関係する大学等に出向きまして、広報するなどして受験者の確保に努めることとしております。
4の
採用予定者名簿への登載等につきましては、
最終合格者を高得点順に
採用候補者名簿に登載し、欠員状況に応じて採用を決定するものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
土田俊人委員長) これより質疑を行います。
○(
山田富義委員) 退職される理由は何でしょうか。
○(
堤行政課長) お一人が出産を機に、県外に単身赴任されております配偶者のところへ転出したいということでございますし、もうお一人は結婚に伴い、これもまた県外に転出するということを聞いておるところでございます。
○(
山田富義委員) 保健師さんは、どこに配属されているんでしょうか。
○(
堤行政課長) 市の職員でございますので、具体的には
健康づくり課、
子育て支援課などに保健師として配置させていただいているものでございます。
○(
島田伸子委員) お二人の方が退職されるわけですが、新しい方が決まるまでの間はどのように埋め合わせといいますか、仕事は大丈夫なんでしょうか。
○(
堤行政課長)
言葉足らずで申しわけございません。退職の申し出が3月31日付をもって退職したいということでございますので、よろしくお願いいたします。
○(
土田俊人委員長) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
土田俊人委員長) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。
――
*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――
(2)平成22年度
職員採用試験の
実施状況について
○(
土田俊人委員長) 次に、平成22年度
職員採用試験の
実施状況についてを議題といたします。
説明をお願いいたします。
○(
堤行政課長) それでは、引き続き
協議会資料ナンバー2をお願いいたします。平成22年度
職員採用試験の
実施状況でございます。
本年度の
職員採用試験につきましては、
冒頭総務部長から話がありましたように本協議会で報告させていただいた内容によりまして、
前期試験として
一般事務職大学卒業程度、
後期試験として
一般事務職高校卒業程度、
保育士職及び
消防職高校卒業程度の試験を実施したところでございます。
表につきましては、職種、区分、募集人員、性別とありまして、以下
受験申込者、第1次試験と第2次試験の結果、そして
採用内定者、最終倍率となっております。まず、
一般事務職の
大学卒業程度につきましては、
受験申込者が363人、第1次
試験受験者が243人、
うち合格者が62人、そのうち第2次
試験受験者が43人、
うち合格者が14人、そして
採用内定者を12人とさせていただいたところでございます。
同様にごらんいただきまして、以降
一般事務職高校卒業程度の
採用内定者が2人、
保育士職が3人、
消防職高校卒業程度が7人で、
採用内定者の合計は24人とさせていただいたところでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
土田俊人委員長) これより質疑を行います。
○(
島田伸子委員) 第2次試験の
面接試験ですが、どなたが面接をされたのか教えてください。
○(
堤行政課長) 第2次試験の面接につきましては、第1次、第2次と2回に分けて実施させていただいております。第1次につきましては係長、主任の
若手職員による面接をさせていただいているところでございます。第2次につきましては、
理事者等による面接をさせていただいているところでございます。
○(
島田伸子委員) 第2次試験には面接が2回あると理解していいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
若手職員で面接するときは全員が受けられて、ここで合否を決めることはないと思うんですが、それで採用の基準はどういったもので、どういう方を選ばれているんですか。
○(
堤行政課長)
面接試験につきましては、1次、2次ともに点数で行っております。1次試験の面接官につきましては、若手の中でも人事当局で積極的に意見を述べてもらうとか、業務の
中心的存在になり得る人材をあてがって職場の
雰囲気等を伝える中で、主に
コミュニケーション能力等を聞き取らせていただいているところでございます。
○(
岡田竜一委員)
受験資格の中で、居住地というか住所地についてはどうなっているんでしょうか。
○(
堤行政課長) 広く優秀な人材を確保するために、インターネットで募集させていただくなど居住地の制限は設けておらないところでございます。ただし、消防職につきましては災害等の
緊急出動等を考慮いたしまして、採用後は市内に住居を構えるという条件をつけさせていただいているところでございます。
○(
土田俊人委員長) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で質疑を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
土田俊人委員長) 御異議がありませんので、以上で質疑を終了いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
土田俊人委員長) しばらく休憩いたします。
休 憩 午後2時23分
再 開 午後2時24分
(休憩中に
総務部説明員退席)
○(
土田俊人委員長) 休憩前に引き続き会議を開きます。
――
*――*――*――*――*――*――*――*――*――*――
(3)
一ノ木戸小学校及び
裏館小学校改築事業基本設計案について
○(
土田俊人委員長) 次に、
一ノ木戸小学校及び
裏館小学校改築事業基本設計案についてを議題といたします。
説明をお願いいたします。
○(
池浦教育総務課長) それでは、
一ノ木戸小学校及び
裏館小学校改築事業基本設計案について説明をさせていただきます。
去る12月3日に
小中一貫教育等調査特別委員会の開催をお願いし、それぞれの
基本設計の最終案について説明させていただいたところでございます。本日は、その
特別委員会で説明させていただいた内容を主に、さらにその後
一ノ木戸小学校につきましては
推進協議会、
PTA説明会、
地域説明会等を開催しておりますので、その状況、いただいた御意見、対応等について説明を加えながら行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、
一ノ木戸小学校基本設計案から説明させていただきますので、恐れ入りますが
資料ナンバー1-1、
パワーポイントの資料をお願いいたします。1枚おはぐりいただきまして、1ページをお願いいたします。ここには今までの
検討経緯ということで、
施設検討部会や説明会の
開催状況について時系列で掲載しております。資料の中ほどになりますが、6月30日に第8回
施設検討部会を開催させていただき、部会案として一応の
取りまとめを行い、網かけでお示ししているとおり7月21日には第二中学校区
小中一貫教育推進協議会、7月29日には第二中学校区
小中一貫教育合同PTA説明会、また8月6日には第二中学校区
小中一貫教育地域説明会、さらに8月26日には三条市
ユニバーサルデザイン施設利用懇話会の開催をそれぞれお願いし、この部会案について御説明を申し上げ、御意見をいただいたところでございます。
これらの
説明会等において、どういった御意見、御要望が出て、それがどのように設計に反映されているかといったことにつきましては、
施設検討部会案策定後における主な意見と
対応方針案として2ページから6ページの上段にかけて記載させていただいております。まず、2ページをお願いいたします。この表中、青い網かけがしてある項目につきましては、具体的に設計案へ反映させていただいたというものでございます。
もう少し具体的に説明をさせていただきますので、第二中学校区の
合同PTA説明会で出た御意見のうち、中ほどに記載しております
ナンバー3をごらんいただきたいと思います。ここでは東側からの
昇降口部分の
建物隣棟間隔約4メートルは狭いと思われるので、拡大が必要ではないかという児童の登下校時の混乱を心配されての御指摘があったところでございますが、この対応案は右の欄に記載してありますけども、昇降口を南方向に移動させ、
建物隣棟間隔約7メートルを確保するというものでございます。
さらに、その欄の右下部分を見ていただきますと図面P9③という記載があろうかと思います。恐れ入りますが、
資料ナンバー1-2の図面でございますが、こちらをごらんいただきたいと思います。この図面につきましては、
資料ナンバー1-1にも入っている図面と全く同じものでございますが、それが小さいものですからA3判に拡大し、別出しさせていただいたものでございます。それでは、そちらの資料を1枚おはぐりいただきまして、9ページでございます。図面右側に③という記載があろうかと思いますが、先ほどの御指摘はこのように反映させているものでございます。
恐れ入りますが、
資料ナンバー1-1の2ページにお戻りいただきたいと思います。
ナンバー4の御質問でございますが、芝生の広場を低学年と高学年用で分けているが、運動会はどのように行うのかといった御質問がございました。この対応につきましては、通路及び
駐車場部分を廃止し、約2,847平方メートルの
グラウンドを確保する、
グラウンドの利用は小中の相互利用を想定しており、大きなイベントについては現第二
中学校グラウンドを想定しているというものでございます。この
グラウンドの大きさの変更について、もう少し詳しく説明させていただきたいと思いますので、たびたび飛んで恐縮でございますが、
資料ナンバー1-3をお願いいたします。左側が前回お示しした
基本設計案でございまして、右側の変更案がこのような御指摘を受け、変更を加えたものでございます。東側と南側の通路を廃止することに加え、駐車場13台分を
普通教室棟南側に移設し、さらに
特別教室棟を南側に移動させるとともに、1階部分を西側に移動するなどの
変更設計を行い、
グラウンドの面積を当初の1,900平米から2,847平米まで広げ、150メートルのトラックを確保させていただいたというものでございます。ちなみに、この2,847平米という大きさは、現四日
町小学校の
プール設置部分を含めた
グラウンド面積とほぼ同じ大きさでございます。
資料ナンバー1-1の2ページにお戻りいただきたいと思います。
ナンバー5以降の質問に対しては、同様に右側の
対応方針案並びに図面のほうで御確認をいただければと思います。
恐れ入りますが、6ページをお願いいたします。その他変更・
調整内容でございますが、これは今までの説明会を経る中で、業者、
学校関係者、建設部、それから私
ども教育委員会事務局とで意見交換を行う中でさらに検討を加え、変更、調整を行ったところでございます。一例を申し上げますと、配置計画では
グラウンド等の
名称変更、あるいは衛生上の観点から飼育小屋の移動、1階部分では
児童クラブの床の一部を畳に変更する、あるいは
給食調理場エリアを作業効率の関係から
職員用昇降口の移動、それから
特別支援教室の位置の調整などを行わせていただいたものでございます。これらは細かな点になりますが、同じように右側にそれぞれの図面のページを記載しておりますので、後ほど図面で御確認いただければと思います。
さらに、資料1-2の13ページには施設全体の
ボリューム感を見ていただくために変更後の
イメージ図を、また14ページには
立面計画を載せておりますので、ごらんいただければと思います。
資料ナンバー1-1の7ページに戻って説明を続けさせていただきます。これらの変更を加えた案でございますが、11月17日に第9回
施設検討部会を開催させていただき、これらを説明させていただきました。そこでいただいた御意見を中段以降に記載しておりますが、ごらんのとおり細かな御質問や確認の御意見をいただきまして、それぞれ回答させていただいたところでございます。
この間における総体の御意見といたしましては、この案をもって
施設検討部会での最終案として進めていく旨の
意思決定をいただいたところでございます。その後12月10日金曜日に
三条東公民館を会場に第二中学校区の
推進協議会を、終了後に
合同PTA及び地域の方を対象とした説明会を開催させていただきました。
推進協議会では、今後
実施設計に入っていく上で
施設検討部会の役割についての御質問があり、
実施設計を進めていく節目節目で御報告申し上げる旨お答えさせていただきました。そのほか、飼育場の位置等について御指摘をいただきましたが、そういった点については今後
実施設計の中で検討すべきものとさせていただき、その上で
推進協議会としてもこの案をもって
基本設計の最終案とすることを御了承いただいたところでございます。その後、
合同PTA説明会及び
地域説明会を開催し、この案について御報告をさせていただいたところでございます。
最後に、今後の全体
スケジュールについて説明させていただきますので、
資料ナンバー1-1の15ページ、一番最後のページをお願いいたします。一番上に記載の基本・
実施設計から3段目の
既存プールの解体工事までにつきましては、当初計画に比べ現在約4カ月おくれているという状況でございます。今後先を考えますとかなりタイトな
スケジュールとなってきておりますが、この
一ノ木戸小学校の
移転改築につきましては、御案内のとおり耐震診断の結果、現校舎は
危険改築であるといった趣旨をかんがみまして、一日も早く子供たちに安全で安心な
学校施設を整備すべく、当初の
予定どおり平成24年9月開校を目指し、進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
次に、
裏館小学校基本設計案について説明させていただきますので、
資料ナンバー2-1をお願いいたします。資料の体裁につきましては
一ノ木戸小学校と同様でございまして、ここには
一ノ木戸小学校と同じように今までの
検討経緯ということで、
施設検討委員会や
説明会等の
開催状況について時系列で掲載しております。6月25日に第9回
施設検討委員会を開催させていただき、委員会として一応の
取りまとめを行い、薄いグリーンの網かけでお示しさせていただいているとおり、7月22日には
PTA説明会、8月4日には第三中学校区
小中一貫教育推進協議会、また8月26日には三条市
ユニバーサルデザイン施設利用懇話会の開催をお願いし、それぞれ
委員会案について説明申し上げ、御意見等をいただいたところでございます。これらの説明会においてどういった御意見、御要望が出て、それをどのように反映させているかといったことにつきましては、
施設検討委員会案策定後における主な意見と
対応方針案として次の2ページから5ページの上段にかけて記載させていただいております。
まず、2ページをお願いいたします。この表につきましても、青い網かけをしてある項目につきましては具体的に設計案へ反映させたというものでございますが、
資料ナンバー2-2の図面の9ページをごらんいただきたいと存じます。
PTA説明会で出されました教務室が狭く感じる、あるいは
女性職員が多いので更衣室を広くしてほしいといった御要望に関しては図面の①、②でお示ししているとおり、当初案の廊下部分を削って教務室を広げるなどの対応をさせていただいたところでございます。また、三条市
ユニバーサルデザイン施設利用懇話会で出された開放玄関の入り口が北向きのため、冬を考えて対処したほうがいいといった御指摘に対しましては、同じ9ページの
図面左側⑤と表示しておりますが、玄関に風除室を設けて対応しているものでございます。また、オストメイトのトイレは考えているのかといった御指摘に対しましては、次の10ページをごらんいただきたいと思いますが、左側に⑥として表示させていただきましたが、体育館につきましては災害時に避難所という役割を持つわけでございますので、体育館のトイレに設備させていただくものとしたところでございます。
資料ナンバー2-1の5ページ中段に記載されておりますが、その他変更・
調整内容につきましては、例えば建築課から指摘のありましたプールからの避難経路の増設、これにつきましては12ページに⑪として表示しておりますが、
東側非常階段をプール階まで設けて対応するとしたものでございます。
総体といたしまして細かな御指摘や御意見が多く、建物全体の構成にかかわるような御意見等は出なかったところでございます。そのほかの細かな御指摘につきましては、
一ノ木戸小学校と同様に右側にそれぞれ図面のページを記載しておりますので、御確認をいただければと思います。
資料ナンバー2-2の13ページには、施設全体の
ボリューム感を見ていただくための
イメージ図、また14ページ、15ページには
立面計画を載せておりますので、これも御確認いただければと思います。
資料ナンバー2-1の6ページに戻って説明を続けさせていただきます。これらの変更を加えた案を11月16日に第10回
施設検討委員会を開催させていただき、説明させていただきました。そこでいただいた御意見はここに記載しております。ここでは建物本体に係る御指摘はほとんどなかったところでございますが、主に
グラウンドや外構の仕様について御要望を賜ったところでございます。
資料ナンバー2-2の8ページをお願いいたします。児童が
グラウンドで活動するに当たって外からトイレの使用はできるのかという御指摘に対しましては、⑫でお示ししているとおり、野外の倉庫わきにトイレを設置することは可能だけれども、管理上の問題もあるので今後
実施設計の中で検討していきたいとするものでございますし、また
グラウンドで野球はできるのかという御指摘に対しましては、⑭でお示ししておりますが、野球の
ダイヤモンド部分を土の仕様にしているということで表示をさせていただきました。また、既存の
プール跡地に関して、
文化祭等では車での来校者がふえることから
駐車スペースとしても使えるようにしてほしいといった御要望に関しましては、⑮でお示ししているとおり西側に
管理通用口を設け、多目的に使える仕様として今後引き続き
実施設計の中で検討を進めていくとしたものでございます。このように、ここでの御指摘のほとんどは今後
実施設計の中で検討すべきものでございました。
そこで、
裏館小学校の
施設検討委員会での総体意見でございますが、
一ノ木戸小学校と同様にこの案を
施設検討委員会の
基本設計最終案とする中で、一日も早く進めていただきたいという
意思決定をいただいたところでございます。この決定を受けまして、去る11月30日火曜日でございますが、校区のすべてのPTAの方、住民の方にお声かけをさせていただく中で、第11回
拡大施設検討委員会を開催させていただいたところでございます。残念ながら委員外の参加者は10人程度と少なかったところでございますが、確認の意味での御質問を何点かお受けし、それぞれお答え申し上げたところでございます。この会においても、この案を
基本設計の最終案として進めてもらいたい旨の
意思決定を受けたところでございます。
最後に、今後の
スケジュールについて御説明申し上げますので、
資料ナンバー2-1の16ページをお願いいたします。
裏館小学校につきましては、まずは校舎本体を現在の
グラウンド西側に新築工事を行う中で、市道を挟んだ西側の田んぼ部分を埋め立て、仮設の
グラウンド工事を行い、校舎本体の工事が終了するころから、仮設
グラウンド部分の1階に
裏館小学校を含む第三中学校区の共同調理場を、2階部分には新しい体育館の整備を図るという計画でございます。校舎棟及び体育館棟の基本
実施設計、また仮
グラウンドの造成工事に関しましては、当初計画と比べまして現時点で4カ月ほどのおくれとなっているところでございますが、
裏館小学校につきましても耐震診断の結果、
危険改築という趣旨がございますので、一日も早く子供たちの安全、安心な学習環境の整備を図るため、当初計画どおり校舎棟に関しては平成24年9月の開校、また体育館棟に関しても平成25年9月の供用開始を目指し、今後進めてまいりたいと考えております。
以上、大変雑駁な説明で恐縮でございますが、御理解賜りたいと存じます。
――
――――――――――――――――――――――――――――――
○(
土田俊人委員長) これより質疑を行います。
○(
山田富義委員)
三条東公民館でありました12月10日の検討会に私は行けなかったので、家内が行ったんですが、
教育委員会は検討委員会で指摘されたことを取り入れてあって、大したもんだという話を聞いて少しは心が向いているんですけども、一般質問にも取り上げたように、そういう病気の方の受け入れ態勢を何とかしてもらいたいということと、やっぱり私らも取り巻きで話をすると今どき近代的な学校で空調機がないのはおかしいんじゃないかという意見がいっぱい出ました。せっかくのモデル校なんだから、そのモデル校に空調機を入れて、どの程度学力が上がるか上がらないかという検討もしたほうがいいんじゃないかと、皆さん興味を持っています。
それからもう一点、プールですが、あれだけの水なので下にあると防火用水なんかとして使えますけども、屋上に持っていった場合防火用水なんかに使えるのかどうか。
一番は、難病の子供たちの受け入れ態勢なんです。福祉保健部長と話したんですけども、なかなかこれがないんです。それで、一般質問のときに話をした31歳の難病の方の母親がヘルニアでこの前2カ月間入院したんだそうです。この辺で受け入れてくれるところがないから、柏崎の養護学校に連れていったと。三条市も1つぐらいそういうところが――だから福祉施設と新しい学校を含めた中で、1カ所そういう何かがあれば本当にいい学校ができるんじゃないかと思うんです。いろいろ申し上げて申しわけないんだけども、どうですか。
○(
池浦教育総務課長) 多岐にわたって御指摘をいただきました。障がいのある子供の受け入れに関しては、これはソフト的な中で県とのいろんな調整もあるわけでございますので、その部分は私からは答弁いたしませんが、今回の
一ノ木戸小学校、
裏館小学校の
基本設計におきましては、
特別支援教室についてはエアコンを設置させていただきますし、特別教室にもエアコンを設置させていただきます。それから、
ユニバーサルデザイン施設利用懇話会からも車いすの児童生徒あるいは来校者の対応ということで、この辺も十分に意を用いております。
一ノ木戸小学校については、ごらんのとおり東側と西側にそれぞれ1基ずつ、合計2基のエレベーターを配置しておりますし、
裏館小学校につきましてもプールまで一気に行けるエレベーターを設置させていただいているところでございまして、そういう面についてはできる範囲において意を用いさせていただいて設計を進めさせていただいたところでございます。
それから、エアコンの関係でございますが、普通教室にエアコンをという御指摘だと思います。これにつきましては、実は教育上の観点からもいろいろと賛否両論があるところでございまして、例えばエアコンを入れた場合にその位置によっては、特に女子の児童生徒なんですが、冷えの問題とか健康上のそういったものをどういうふうに整理していくんだというような課題もありますよと、校長先生方とお話しした中では出ております。また、現在新潟県内20市の状況を聞きますと、普通教室にエアコンを設置しているというところは、騒音がうるさくて窓をあけられないとか、あるいは近くに豚小屋があるので、そのにおいが入ってくるからあけられないという特殊な事情のところを除いては設置していないところでございます。とはいえ、今回の猛暑は本当にひどいものがありました。学習環境としては、とてもじゃないけどもやれないという部分がありましたので、扇風機の設置という中では校長会の御理解もいただき、新しい学校だけではなく市内33カ校すべての全教室に扇風機の設置について年次的に検討させていただいているということでございます。
それから、もう一点御指摘をいただきましたプールの位置と、その用水の利用についてということでございます。プールにつきましては、最近
グラウンドわきに設置してあるものについては目隠しをしているのが普通でございまして、いろんな考え方の方がいらっしゃいますので、そういったプライバシーの問題等も加味して、できるだけ外部の方の目に触れないような場所に設置するというのが今の方向になっていると思っております。それと、
グラウンドを有効に使いたい、そんなことを含めて
裏館小学校、
一ノ木戸小学校についてもそれぞれ普通教室棟の屋上部分に低学年用、それから中高学年用の2層式のプールを設置させていただいたところでございます。
それで、それを防火用水に利用してはどうかという御提案でございますが、私ども
施設検討部会でも先進地を見させていただいておりまして、確かに利用しているところございます。ただ、その際には屋上から水を持ってくる間のダクトが詰まってしまうといった課題もあるというふうに聞いているところでございまして、私どもといたしましては、現段階ではプールの水についてはそういった形での利用はしないということで設計を進めさせていただいておりますので、御理解賜りたいと思います。
○(
山田富義委員) 三条高校は、プールが体育館の上にあるんです。そして、校舎は冷暖房完備なんです。商業高校も今回創立100周年で冷暖房を入れたと思うんですが、商業高校はこれを発電機で回しているはずなんです。三条高校は機械を屋上に上げて、多分床置きの灯油を使うFFの機械がついていると思うんです。それで、冬は床置きの暖房機、夏は扇風機でやるけども、エアコンならば1台で済みますし、一般質問の3回目に言おうかと思っていたんですが、ちょっとトラブルがありまして言えなかったんですけども、床に置くと小学校の高学年ぐらいになるとけっぽって壊すんです。私もよく目にしているもんだから、エアコンにするのはそういう意味もあるんです。その辺をもう一度――場合によっては冷暖房のランニングコストと、そういう修理とかいろんなものを考えたらどっちが得か、さっき言ったようにモデル校ということを忘れないでもらって、せっかく近代的ないい学校をつくるんですから、検討をお願いします。
○(
岡田竜一委員)
一ノ木戸小学校の
資料ナンバー1―1の5ページの36番の対応策にシックスクールへの配慮を行うと書いてあるんですけども、今ほどの山田委員のエアコンの件と関連するんですが、皆さん専門家なのでよく御存じだと思いますけども、RCの建物というのは一たん蓄熱してしまうと冷やすこともさることながら、断熱のこともきちんと考慮されていると思いますが、総体的なエネルギーのことを考えてがんがん冷やせばいいというものではなく、断熱とセットで考えていかないといけないんだろうなと思いつつ、要望も兼ねながらその辺は配慮いただけるんですよねという質問です。本当に既存の小学校の3階なんかは、夏場の三十五、六度の状態の中で勉強せいというのは、特にことしの猛暑はなかなかしんどいものがあったと思うんです。ぜひ御配慮いただけることを期待しつつ、するんですよねという質問にかえての発言です。
○(
池浦教育総務課長) ここの設計業者というのは、そういったことに特に意を用いる業者でございまして、風抜きとか、そういった建物の空調関係についてはかなり意識して設計を進めております。窓をあけたら空気がどういった循環をするのかといった数値をあらわした上で、建物の敷地の制限もありますが、できるだけそういった空気の循環については意を用いてまいりますし、今後また
実施設計の中で御指摘のあったような点につきましても改めて協議の場に上げて、仕様等について研究させていただきたいと、このように考えています。
○(
島田伸子委員) 今の岡田委員の質問に関連してですが、やっぱりシックスクールのことが非常に気になっております。毎年三条市内の小中学校では化学物質の検査をしていますが、それがなかなか改善されていない状況の学校がある中で、そうならないように配慮していただきたいと思います。
それと、
裏館小学校とか新しい学校をつくるのであれば、ことしの夏のような状況というのはこれからもっとひどくなる可能性もありますので、やはりエアコンの設置は必要じゃないかと思います。これは、ぜひ前向きに検討していただきたいと思いますし、今外の空気と暑さが余り中に伝わらないエコガラスというものがよく使われるんですけれども、そういったものを使ってもかなり効果があると思います。値段は全然違うかもしれませんが、最初のところで配慮すればかなり違ってくるのかなという感じがしますので、その辺の配慮をお願いしたいというふうに思います。
私がちょっとお聞きしたいのは、
裏館小学校と
一ノ木戸小学校の学級のオープンスペースのとり方がかなり違うんです。
裏館小学校はオープンスペースとの仕切りがないというか、入り口がないという状態の1年から6年までが同じつくりになっているんですけれども、何カ所か視察に行った中で3、4年生ぐらいまではこのやり方でいいという学校も5、6年生はやはり落ちついて勉強してもらうためにも仕切った学校があったんですけれども、この辺の考え方でどうして6年生まで同じようにしたのかお聞かせください。
○(
池浦教育総務課長) 普通教室のオープンスペースの考え方につきましては、その点も含めて
施設検討委員会で協議をさせていただきました。ただ、御指摘がちょっと違うなと思うのは、
裏館小学校につきましては高学年にまいりますと仕切りの持てる部屋も設置してあります。1、2年生についてはすべてオープンですが、それ以上上に上がりますと一応各階に2部屋ほど多目的室という名称になっておりますが、そこは仕切りを持てるという考え方でございますし、
一ノ木戸小学校についても最終決定の部分で、
実施設計の段階でもできるんですが、基本的にはクローズした形で持っていきたいと考えております。これは、
施設検討委員会の中でそれぞれの学校とか保護者の御要望を聞く中で、いろんなパターンをお示しした中で今こういう形でおさまっているということでございます。
○(
島田伸子委員) 今新しく建てている学校がたくさんある中でいろいろ検討されたと思いますけれども、あえて三条市の考え方というのでなくて、地域の方々の要望でこういうふうにしたと考えていいんですか。
○(
池浦教育総務課長) これは、小中一貫教育検討委員会の協議題として上げたこともございまして、一応
教育委員会の一定の考え方は持っております。先ほど言いました低学年はやっぱりオープンがいいだとか、高学年に上がっては閉め切ったところでじっくりと勉強できる環境がいいんだというようなことも御議論いただいております。ただ、最終的には学校運営にかかわる問題もありますので、私どもがいろんなことをお示しして実際それを見ていただくような形の中で、学校を主体としてその辺の考え方を
取りまとめさせていただいたということでございます。
○(
島田伸子委員) 総務文教常任委員会で視察に行った八王子市もたしか5、6年は仕切ってあったと思うんです。しっかり勉強していただかなければいけない学年というのは、やはり隣の音が聞こえない環境にしていたほうがいいのかなと思うんですが、例えばこのつくりをその状況を考えた中で仕切る形にすることも考えられるんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) 特に
裏館小学校については、2階、3階の多目的室は今仕切れるようになっていますが、これも要らないという学校からの強い要望もありました。そういう部屋があってもいいんじゃないかという私どもとの調整の中で、多目的室については仕切れるようになっています。ただ、設計書はこれからでも必要であれば変更がきく部分でございますので、そのような
実施設計の中でまたもう一度学校と話してみたいと思いますが、基本的には学校側の強い要望の中で今の形が提案されているというものでございます。
○(
島田伸子委員) 細かいことで申しわけないんですが、市道を挟んで調理室があって、この調理室から上空通路を使って隣の学校というか、クラスのほうに運ばれてくるというふうに理解していいんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) 図面の9ページをごらんいただきますと、先ほど説明しました西側に風除室がございますが、そのわきにEVとありまして、ここにエレベーターがございます。この調理場で調理されたものに関しては、このエレベーターを使って2階に上げて、それで点線で引いてあります通路を渡りますとそのまま真っすぐぶつかったところに配ぜん室があると、こういう段取りでございますので、御指摘のとおりでございます。
○(
島田伸子委員) それから、新しく
児童クラブ室がつくられるわけですが、この
児童クラブ室は何人を想定されているんでしょうか。
○(
久住子育て支援課長) こちらは70人規模を想定しております。
○(
島田伸子委員) その70人規模というのは、学年としては1年から3年までというふうに理解したらいいんですか。
○(
久住子育て支援課長) 今はおおむね1年生から3年生でございまして、その中で特別に障がいがあるとかいろんな子供は4年生以上も受け入れているところでございますが、こちらの70人規模というのは国のガイドラインでこれ以上の大規模はつくらないようにということで、最大規模のクラブ室を1室設けることにしております。
○(
島田伸子委員) 今の政府の素案として11月15日に出されたのが、放課後
児童クラブについては小学校6年生までを対象にするということが義務化になったんですけれども、義務化になったときに今の70人規模、それが最高なんだということですけれども、対応できるんですか。
○(
久住子育て支援課長)
裏館小学校につきましては現在40名ほどでございまして、今4年生から6年生までの希望者と申しますと1年から3年までよりは減っている状態です。というのは、3年生の希望者も後半になりますと自分一人で留守番ができるということで、退会者も出てくるという事情もございます。そんな中では、対応できるのかなというふうに考えております。
一ノ木戸小学校も同様でございます。また、万が一夏休みとかで大勢になったときは、
裏館小学校、
一ノ木戸小学校もそうなんですが、地域開放の多目的室というのがありますので、そちらで受け入れすることができるのではないかと考えているところでございます。
○(
島田伸子委員) 今言われた地域開放の多目的室というのは、
裏館小学校のどこのことを言っておられるんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) 10ページをごらんいただきたいと思いますが、校舎棟のほぼ真ん中辺にございます。連絡通路を渡った左側に
特別活動室(和室)とございますが、ここを意味しておりまして、補足で説明させていただきますと体育館棟のほうが1年おくれでできますので、
児童クラブにつきましてはその間はとりあえずここでやっていくのかなということで設計は進めているところでございます。
○(
島田伸子委員) 1年おくれで
児童クラブ室ができるので、とりあえず校舎棟のほうでやるということなんですけれども、小学校6年生まで義務化されたという部分もあるので、後で狭くなったりとか、あとこちらのほうと道路を隔てて2カ所でやるという形になると子供たちの安全の確保という部分では非常に手が必要になってくると思うんです。そういったことにならないように、特に子供の安全というか、安心して扱うというか、見ていくためにもある程度余裕を持って設計されたほうがいいのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○(
古川教育部長) 先ほど来課長より御説明をさせていただいておりますように、諸室につきましては委員さん御指摘の国の動向などを踏まえて意を用いているところでございますが、今ほどの御指摘も踏まえまして
実施設計等で配慮してまいりたいというふうに思っております。
○(
島田伸子委員) それから、職員室のことですけれども、
裏館小学校については全然問題がないというふうに思っていて、1階に教務室、更衣室があって子供たちが入ってくるのが見えるということでいいと思うんですけれども、
一ノ木戸小学校については教務室が2階にあって、1年生、2年生の教室は1階にあるというところで、教職員の目が行き届くのかという部分では非常に問題があるのではないかと思っています。この中でも指摘されているんですが、対応方針としては保健室があるからとか、小学校1、2年の教室にはいつも先生がいるからというふうに書いてあるんですけれども、いつもいるわけではないですし、それから保健室の先生は1人しかいないと思いますので、その先生がほかの対応をしていれば、小学校1、2年の子供たちに目が行き届くとはとても思えないので、やはり教務室は1階にあって特に小学校1、2年の子供たちの登下校がきちんと見えるような形の場所にあるべきだと考えるんですけれども、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。
○(
池浦教育総務課長) 確かに教務室の位置については、建物の中心部であるのが一番望ましいですし、そこでは児童生徒の登下校の確認、あるいは
グラウンドでの活動状況等が見られる場所が望ましいという一般論があるわけでございます。
一ノ木戸小学校の教務室がなぜ2階にということにつきましては、既存の第二中学校の教務室も2階にございまして、私どもの意図といたしましてはここのメディアセンターと渡り廊下を行く中で小中の教員がより連携しやすい体制をという中で、2階部分に教務室を設置させていただきました。そのことで子供たちのセキュリティーというのは今委員御指摘のとおり、
地域説明会の中でも御指摘をいただきましたし、そういうところについては学校から基本的には学級担任制という中で、特に先生方は低学年については教室にできるだけいるようにして目配りをしているので、その辺でカバーできるのではないかと、こういった意見でございました。
○(
島田伸子委員) 小学校1、2年の先生がしょっちゅういるわけではないですし、先生方の都合だけで連携が取りやすい2階に入っているということなんですが、隣同士になれば連携が難しいというふうには思わないので、やっぱり子供たちの安全ということを考えれば、
特別支援教室もありますし、しっかりと子供たちの安全というか、いろんな対応の面を考えても教務室を1階に持っていったほうがいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○(
古川教育部長) 委員御指摘の点につきましては、先ほど課長が申しましたように第二中学校区の小中一貫教育の関係組織で随分メリット、デメリットについて御議論いただいた中で、最終的にこちらのほうがいいだろうということで練り上がってきたものでございます。御指摘の点は、教職員からも十分目を配っていく工夫をしていくというようなことで御意見等もいただいておりますので、今後の学校運営等も含めまして学校としっかり話し合いをしてまいりたいというふうに思っております。
○(
島田伸子委員) もう一度検討していただきたいというふうに思っています。先生方の都合というか、効率的ということを考えるよりはぜひ子供たちを優先に考えていただければと思っています。
それと、
一ノ木戸小学校ですけれども、現校舎と今度二中のほうにつくる校舎を比べると68.5%ということで非常に小さいわけなんですけれども、実は
一ノ木戸小学校は市内で一番大きな学校、児童数が多い学校なんです。そういった中で現校舎と比べると68.5%という狭いところになるというのは、非常に問題があるのではないかと思っておりまして、
グラウンドの形を変えたとしても83%ぐらいしかないというような状況の中で、大変厳しい環境になるんだろうというふうに思っています。そこで、例えば
グラウンドの東側にアパートとか駐車場があるんですけれども、これを三条市が買うというような形を考えていくことがあるのかどうか、そうすればより現行に近い広さを確保できますし、子供たちの教育環境はよくなるのではないかと思うんです。財政的なものが物すごく負担になると思いますが、その辺の検討はどうなんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) この
移転改築案を考える際に、当然そういうことも内部的には十分検討させていただきましたが、委員さんも御指摘していておわかりのとおり、ここは2,500平米程度あるだろうと思っていまして、ここがあればもっといい形でできることは、これは間違いないと思います。ただ、ここには地権者の方、それからそこを借りてアパート経営をされている方、そして実際にそのアパートに入居しておられる方、それぞれに移転交渉等をしていくことを考えると、今おっしゃっておられましたが、財政的な負担も相当なものがございますし、また期間的にもかなり厳しいものがございます。そういったことを総合的に加味する中で、
特別委員会でも比較させていただきましたが、二中の
グラウンドが9,500平米ほどございます。これと
一ノ木戸小学校の2,847平米を両校で補完し合うような形で使用することで、その辺のところをうまくソフトを絡めて教育環境に支障が出ないように配慮してやっていきたいと考えております。
○(
島田伸子委員) もう一つ、
裏館小学校と
一ノ木戸小学校を比べると、
裏館小学校は広々とした
グラウンドが用意されて、それから学校畑もあり、ビオトープも用意されていて、子供たちの日常的な環境としては非常にいいと思うんですが、
一ノ木戸小学校になると学校畑もない、ビオトープもない、緑も物すごく少なくなっていく。そういった環境で本当にいい教育ができるのかというところで、その辺はどうなんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) 限られた敷地の中でございますが、例えば学校の畑につきましては今後低学年用の芝生の広場、こういったところを活用する中でとっていきたいと思っております。確かに敷地が狭くなる感は仰せのとおり否めないわけでございますが、屋上には
裏館小学校同様に低学年用、高学年用の2層式のプールを設置させていただきましたし、学校の接続部にはメディアセンターを、これは今までにない施設でございますが、3階部分を吹き抜けにしまして図書室やパソコン等ができる、そういったものでございます。さらには現在3階建てでございますが、
特別教室棟については4階建てにして、その1階には自校方式の調理場、できるだけ温かい給食がタイムリーに食べられるといった施設も加える中で、限られた敷地でございますが、我々としては十分そういったことに配慮する中でやらせていただいているというふうに思っております。
○(
岡田竜一委員)
裏館小学校の
施設検討委員会の構成メンバーですけども、学校現場の教職員も入っているんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長)
裏館小学校に限りませんが、構成といたしましては地元の自治会長さん、自治会の方、それから学校の教職員、PTA関係の方、あるいはOBの会みたいなものもございますので、そこの代表の方というような構成となっております。
○(
岡田竜一委員) 先ほどのオープンスペースの教育的効果というのは、学校現場の先生が一番よくわかっていると思うんです。多分いろんな議論があったんだろうと思いますけれども、現場の先生方からはオープンスペースに対してどんな意見が出ていたんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) 先ほど
裏館小学校について説明したつもりだったんですが、
裏館小学校の先生の声がすべてオープンにしたいというのが一義的な話でございました。それで、その中で我々としては1つぐらいクローズがあったほうがいいんじゃないですかということで、2階、3階のああいった部分ができたという経過でございます。
○(
山田富義委員) 島田委員から
一ノ木戸小学校の広さを気にしたような質問があったわけですけども、私が通っていたときは1クラス50人はいたんです。それで、私は5組で6クラスあったと思うんですけど、掛け算すると1クラス50人で6クラス、1学年300人ですよね。6学年だから1,800人だったんですが、今は何人ぐらいなんですか。
○(
池浦教育総務課長) 児童数についてお答えさせていただきたいと思います。
一ノ木戸小学校の児童数は、平成22年度で689人でございます。それから、
裏館小学校については同じく22年度で372人でございます。参考までに今後の推移を申し上げますが、
一ノ木戸小学校につきましては23年度は668、24年度は637、25年度は617、26年度は604ということで、住民基本台帳をもとにやっているものでございますけれども、やや右肩下がりでございます。
裏館小学校については、横ばいといいますか、23年度については379、24年度は386、25年度は391とやや右肩上がりのような感じで推移をしていきまして、26年は372、27年は348とそこから少し下がると、こんな状況でございます。
○(武藤元美委員)
一ノ木戸小学校ですが、
児童クラブが70人単位ということで2つあって、多目的ホールもPTA教室も1階にあるわけなんですが、今放課後クラブとか
児童クラブもそうなんだけれども、いろんなイベントをされると思うんです。例えば、もちつきだとか豚汁大会とかいろんなことが考えられるわけですが、そういったときの調理をする場というのは――
一ノ木戸小学校の調理室は4階になっているんですけど、その辺のことというのはどこでどうされるんですか。そういうのは全く想定がないわけでしょうか。
○(
池浦教育総務課長)
一ノ木戸小学校の
児童クラブを含めた地域開放のところを考える際には、
三条東公民館という近くにある施設も視野に入れた中でやっておりますが、そこには調理スペースはございません。そういったこともあって、地元からの御要望で体育館棟1階の地域スペース部分に調理スペースを設けております。字がちょっと読みづらいんですが、角のちょっと斜めになったところ(「PTA室の隣」と呼ぶ者あり)はい。そこを調理スペースとして用意させていただいております。
○(名古屋豊委員) 2点お伺いしたいんですけど、1点目は先ほどから出ているエアコン、冷房設備に関してなんですけれども、先ほどモデル学区ということなので、エアコンの設置も検討してほしいというような趣旨の御発言が多かったかと思うんですけれども、ほかの小学校、中学校にもかかわってくることだと思いますので、この検討についてはかなり慎重にといいますか、ここだけでいいのかという話に当然なってくるかと思いますので、その試算も含めて慎重な検討が必要ではないかと思います。
○(
池浦教育総務課長) 先ほど児童の健康面のお話とかをさせていただきましたが、試算のお話をしなかったので、ちょっとさせていただきます。
今名古屋委員御指摘のとおり、じゃ新しいところだけでいいのかという議論ももちろんありまして、市内全体のバランスを考慮する中で普通教室が現在33カ校あるわけですが、例えば全部に扇風機をつけた場合については試算で約9,000万円でございます。これがエアコンを設置するということになると10倍の9億円かかるわけです。さらに校長会から御指摘のあった特に女子児童への健康への配慮等を考える中で、現段階では扇風機でいきたいと思っております。
○(名古屋豊委員) ちなみに、沖縄でどれぐらいエアコンの設置率があるのか聞いてみたんですけれども、さほど普及はしていないということで、やはり扇風機が多いということでした。一部エアコンがついている学校もあるそうですが、それは基地の近くで暑さ対策というよりも騒音対策で窓を閉めないといけないので、基地対策費を利用してエアコンをつけているということでした。先ほど山田委員がおっしゃったように、これも参考までですが、沖縄の学力が下位にあるのはそこも一つの原因じゃないかと言う人もいるそうです。
もう一点は、協議会だったか委員会だったか忘れてしまったんですが、先ほど課長の御答弁の中にもありましたが避難所としての役割があるかと思うんですけれども、エアコンはそれこそ後づけでできるかと思うんですが、避難所としての役割ということになると、以前にも申し上げたかもしれませんが、救急車両をどこにつけて、そこからどこの出入り口から搬送してとかといった具体の動線を盛り込んでおかないと、実際に激甚災害が起こったときに避難所として活用できないと思うんです。今東京都西部のある都立高校がまさに改築中でして、そこの場合は都の
学校施設建設の担当者とその当該市の消防とで、先ほど言ったような動線を含めて、それは外の動線、中の動線も含めてかなり綿密な連携をとって検討されて改築作業に入っているんですが、そのあたりを教えていただければと思います。
○(
池浦教育総務課長)
裏館小学校の
施設検討委員会の地元の代表の方の中には、実はお医者さんがいらっしゃいます。それで、私どもとは違った視点で、ストレッチャーが入るエレベーターがいいのではないかとか、プールで万が一何かあったときにどうするんだとか、非常階段はどうするんだというような具体の御指摘――私どもが気がつかなかった視点の御指摘をいただいたものですから、避難所で利用するというときのオストメイトの話もそうでしたが、これらの御指摘を踏まえて、
一ノ木戸小学校、それから一中もそうですけども、一応消防とは打ち合わせをさせていただいておりますので、今後
実施設計に当たってはさらにその辺の動線の状況を見る中で進めてまいりたいと、このように考えております。
○(
山田富義委員) 今名古屋委員の言われたエアコンというのは、後づけになると時間も倍、お金も倍かかるんです。だから、これを新しい学校につけることによって、別の学校に波及できるんです。そういうこともやっぱり頭に入れておかないと、
教育委員会もそういう点では一回やれば別の学校もできるんです。今これを押さえ込んで扇風機でオーケーにすると次に進まないと思うんですが、いかがですか。
○(
池浦教育総務課長) 繰り返しの答弁になるかもしれませんが、先ほど費用で10倍の開きがあるというようなお話をさせていただく中で、扇風機もそうなんですが、特にエアコンは補助金がつかないんです。すべて単費でやっていかなければいけないというのは、ちょっと懐事情も厳しいところがあります。そんな中で今私どもが計画して進めさせていただこうとしているのは、せめて扇風機ということでございますので、御理解賜ればと思います。
○(
島田伸子委員) 三条は学力向上を目指しているわけですけれども、ことしの猛暑については本当に子供たちが集中できない、学校側も本当に暑過ぎて集中した授業ができない、とても入れないということを言われていたので、子供たちの学力向上を考えるのであれば、扇風機よりいい形の環境にしていくべきではないかと思いますが、いかがですか。
○(
古川教育部長) 先ほど来クーラーの設置をということで御指摘いただいております。先ほど課長が申しましたように、当面は扇風機の設置を計画的に進めてまいりたいと思いますが、しっかりと認識させていただきましたので、将来的な課題とさせていただきたいと存じます。
○(熊倉 均委員)
一ノ木戸小学校に関しては、
施設検討部会を立ち上げてこの施設に対して微に入り細に入り協議されたと思いますし、
裏館小学校に関しては
施設検討委員会がこの施設に関してこれもまた微に入り細に入り協議したと思われます。そういう中で、この両校の供用開始はほぼ同時期なんですが、最終的にこの両校のグレードはほぼ同じようなものでおさまるのかどうか、ほかから見た場合はかなり比較されると思うんです。内容がどうのこうのは門外漢なのでわかりませんが、そういった材質といいますか、クオリティーの面ですとかグレードの面は
教育委員会としてどのような感じを持っているのか、お聞かせください。
○(
池浦教育総務課長) まず、数字的な面で申し上げますが、
一ノ木戸小学校がおおむね32億円、それから
裏館小学校については西側の体育館棟の用地買収費を含めて30億円程度で、2億円の違いがあるじゃないかということを言われるかもしれませんが、これは土地の買収費の差でございまして、事業費規模の予算面では均衡を図っているところでございます。現在の
一ノ木戸小学校と
裏館小学校をごらんいただくとわかるんですが、ほとんど同じつくりなんです。中に入るとちょっとどっちなんだろうと思うぐらいで、多分同一の設計士じゃなかったかなというふうに思うんですが、新校舎があるかないかぐらいの差で、非常に似ております。そういうことで私ども画一化したデザインもいかがなものかなという気持ちがありまして、やっぱりそれぞれに個性を持つ中で今言われたグレードを確保していきたいと考えています。
○(熊倉 均委員) それを聞いて安心したという言い方がいいのかわかりませんが、といいますのは
一ノ木戸小学校の場合、設計事務所は松田平田設計ですか、それで
裏館小学校の場合は違う設計会社なので、グレードの統一化といいますか、その辺がどんな形になっていたのかなと思って聞いたわけなんで、了解いたしました。
○(
岡田竜一委員) 今の二中の
グラウンドの直線距離、トラックはどれぐらいとれるんでしょうか。前にも出ていたかもしれませんけど、済みませんが教えてください。
○(
池浦教育総務課長) トラックは1周200メーターでございます。
○(
岡田竜一委員) 直線は何メーターとれますか。
○(
池浦教育総務課長) 直線で100メーターとれます。
○(
松永教育長)
資料ナンバー1―2に
グラウンドが書いてありますが、ここが200メートルトラックでございまして、直線はその後ろの体育館のわきを走りまして、ここまでで100メーターぐらいになります。このフィールドの中で100メーターというと厳しいところがあります。
○(
岡田竜一委員) お聞きしたかったのは、
一ノ木戸小学校が運動会をやるときは多分二中の
グラウンドを使うんだろうと思って、そうすると直線の短距離走は具体的に何メーターくらいとれるのかなと思ったものですから、今の御答弁でよくわかりました。
○(武藤元美委員) 経過がわからないのであれですが、
グラウンドが全部芝生化になるということですが(「どちらの小学校でしょうか」と呼ぶ者あり)両方ではないのですか。
一ノ木戸小学校も
裏館小学校も芝生を張るのではないですか。
○(
池浦教育総務課長) 基本的に天然芝を張る形で考えておりますが、全面にするのか、それともフィールドを残すのかということにつきましては、
裏館小学校につきましては軟式野球等の対応の中でフィールド、それから
ダイヤモンド部分は土の部分を残しましょう、それから
一ノ木戸小学校については二中との共用の関係があるので、その結論は
実施設計の段階で出していきましょうということで、まだ若干時間がございますので、もう少し協議を進めたいと考えております。
○(武藤元美委員) 私がわからなくて失礼な質問になるのかもわかりませんけれども、雪は降らないといいつつも一応雪国ですので、芝生の管理――芝生を維持するだけでもちょっとお金がかかるのではないかということ、もう一つは維持管理はだれがするのかという部分、管理士さんがなさるのであれば管理士さんへの負担がかなり大きくなるのかなとか思うんですが、その辺のことを教えてください。
○(
池浦教育総務課長) 十五、六年前の一時期に学校の校庭の芝生化というのがブームになって、全国各所でやられたんですが、維持管理の問題で頓挫してしまって、また最近改めて鳥取方式とか塩竃方式という中で芝生化がクローズアップされ、環境面、教育面から効果がありますよという御指摘を受ける中で、昨年緊急経済対策を活用させていただいて、現在大島小学校と大崎小学校については芝生化がほぼ完成している状態でございますし、第三中学校は工事をしているところでございます。維持管理の問題につきましては、できるだけ簡便にできるように乗用芝刈り機等をセットで用意させていただき、また補植するためのスペースを確保するといったことの中で対応させていただきたいと思っておりますし、そういう実績を見ながら、反省点等があればそれを踏まえた上でこの
一ノ木戸小学校、
裏館小学校については進めてまいりたいと、このように考えております。
○(
島田伸子委員) 最後に確認させていただきたいんですけど、
一ノ木戸小学校の敷地は新しく二中の隣へ持っていくと68.5%、それから
グラウンドも83.4%と非常に狭い中に持っていくという部分で、教育環境としては本当に子供たちのためになるのかということをもう一度確認させていただきたいと思います。
○(
松永教育長) 三条市が小中一貫教育の導入という議論を重ねてきている中で、耐震診断結果の問題が出て
一ノ木戸小学校並びに
裏館小学校の改築は急がなければならないという議論をさせていただく中で、ここの土地を活用して小中一貫教育の具体的な導入がより充実するものという形でここへ持ってきた意図があるわけでございますので、よりよい教育活動を展開して効果を上げてまいりたいと、こう考えております。
○(下村喜作委員)
一ノ木戸小学校のところでちょっとお聞きしたいんですが、私のうちも先祖代々
一ノ木戸小学校で、孫子の代もそうで
一ノ木戸小学校には非常に愛着があります。それで、現在の
一ノ木戸小学校の中庭に110周年事業でつくられた子供たちが非常に学び親しんでいる学びの庭があるんですが、その庭を今回新しくされるところに移動するなんていうお話は出ていませんか。
○(
池浦教育総務課長) 御指摘のとおり、確かに
一ノ木戸小学校には御寄附をいただいたりして、現在確認しているだけで非常によいものが間違いなく10個ほどございまして、
裏館小学校のように裏館の森自体を移設するという考え方は
一ノ木戸小学校の場合イコールではないんでございますけれども、その移送計画については現況を把握した中で今後どういう扱いをしていくのか、跡地利用を含めた中で十分検討していきたいと、このように思っています。
○(野崎正志委員) 最初に、安全ということでの確認なんですが、
一ノ木戸小学校の体育館のわきに子供たちの動線が描かれているんですけども、雪国ですので体育館の屋根の雪庇といいますか、屋根からの落雪の心配はないのか確認をさせてください。
○(
池浦教育総務課長) 設計業者はいずれも東京の業者でございますので、雪に対しては
施設検討委員会、それから当然我々からもかなり指摘したところでございます。今の
一ノ木戸小学校の御指摘でございますが、13ページの
イメージ図をごらんいただきますと、体育館棟、三角の屋根でございますが、ここには引いてございませんけども、当然雪どめがつきます。さらに、それが滑り落ちないように体育館棟の屋根に縁をつけ、基本的に雪は下に落とさないというような構造を考えております。また、
一ノ木戸小学校については児童の約9割が東側の入り口の利用を占め、西側といいますか、ここから入る児童は1割いるかいないかだと思いますが、仮に通る場合につきましてはピロティーになっておりますので、ここを通れば雪の心配はないというふうに思っております。
○(野崎正志委員) 何でこういうことを聞いたかというと、私は一中出身で、一中の体育館わきの歩道が毎年体育館の屋根からの雪崩等で通れない――つくってからずっとそういうことがあって、つくってからでは遅いんじゃないかということで確認をさせていただきました。
次に、雨水対策ということでお聞きするんですが、
一ノ木戸小学校はインターロッキングブロックですか、そういうもので対策が考えられていますが、
裏館小学校はその辺の記載が一切ないようですけども、その辺の考え方はどういうことになって、それともこれからなんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) 具体的に図面にお示ししておりませんが、今後外構の中でその辺は十分に配慮していきたいと思っております。特に市道を挟んで西側の部分、ここについては歩道のあり方なんかもあわせて検討していかなければなりませんし、実際に去年、ここの側溝にはふたがない部分があるものですから、そこで事故が起きたというような報告も受けていまして、その辺を今後
実施設計の中で総合的に安全確保を含めて検討してまいりたいと考えております。
○(野崎正志委員)
一ノ木戸小学校を新しく建設されるところは、田んぼだったんです。前に確認したことがあるんですが、そのわきに排水路があるんです。この辺の地域は、大雨が降ると冠水する地域になっていまして、特にスーパーができたとか、それが確かではないんですが、たまるところがないということで水の流れが非常に悪くなったと指摘を受けていますので、学校建設に当たっては雨水対策について配慮していただければありがたいということでお聞きしました。
次に、細かいことで恐縮なんですが、
一ノ木戸小学校と第二中学校をつなぐ渡り廊下ですけども、勾配が2階にはちょっとあって、3階にはなくて、4階になると逆の勾配という形でまたあって、これは設計上の高さの問題があるのは承知しているんですが、これからどういう児童生徒が入ってくるのかわかりませんが、この勾配は車いすとかそういう部分で心配はないのか、その辺について確認ということでお聞きしたいと思います。
○(
池浦教育総務課長) 既存の二中の建物に新しいものをつなぐということで、できるだけすべての階が平らになる、フラットになるようにということで設計時大分苦労したところでございます。ではどこをフラットにできるのかという中で、御指摘のとおり3階部分をフラットにして、2階については中学校側が30センチほど高くなりますし、また4階については小学校側が高くなるという設計をさせていただいております。高低差が30センチという中でこれだけの距離をとってあれば、車いす等についてはさほどきつくはないだろうということで、設計を進めさせていただきました。
○(野崎正志委員) それから、
裏館小学校の開校は24年9月ということで、当初3年間は
グラウンドが使えないので、新たに土地を購入という形になっているわけですが、この
スケジュールを見ると前半は仮
グラウンドをつくって、それを利用して野外の
グラウンドでの体育授業とかはできると思うんですが、後半は校舎ができ始めてからおおむね1年間ぐらいは完璧に
グラウンドの使用ができないという予定になっているので、少しでも使用できない期間を短くできないものかと思うんですが、これ以上どうすることもできないんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) 体育館棟については、一連のものとして建設するという中では、このインターバルといいますか、間隔を例えばもう1年あけて
グラウンドを十分に確保してから次へというステップがなかなかとりにくい状況でございまして、今御指摘のとおりこの
スケジュール観ですとやっぱり1年間ぐらいは使えない期間が発生します。それで、工事のやり方でいながら工法というような形の中でそれぞれゾーニングをし、
グラウンド全体はとれませんけれども、できるだけ子供たちが昼休みとか休憩時間に出れるようなゾーンは確保する中で工事を進めさせていただきたいという計画を持っておりますので、御理解賜りたいと思います。
○(
山田富義委員) 大事なことを漏らしていました。実は安全対策なんですが、子供たちは国道289号を横断するんです。
裏館小学校は地下通路があるんですけども、できれば
一ノ木戸小学校も地下通路もしくは上空通路を考えてもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。結構あそこは渋滞するんです。子供たちも急いで信号機を無視する、信号機を無視する車もあるんですけども、安全対策は大事ですので、ぜひ考えてもらいたいんですが、いかがでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) 最初に
施設検討部会を開催したときに、やっぱりその御心配、御指摘がございました。それで、
裏館小学校は御指摘のとおり地下通路があるわけでございまして、地下の検討なんかもしてみたんですが、あそこはちょっと掘るのが難しいというようなことでして、今
三条東公民館わきの市道の歩道の整備を進めておりまして、そういったことで安全確保を図ってまいりたいと思っています。
それから、歩道橋の設置というのは国道の場合いろいろなところで協議をしないと難しいという中で、最初に土木課と協議をさせていただいて、国県への要望に取り組んでおります。それが現実的にいつできるかというと、今正確なところはお答えできないような状況でありまして、ただ児童の流れといたしましては先ほど698人程度と言いましたが、学校に聞きますと今渡っている子が今度渡らなくなり、渡っていなかった子が今度渡るようになるということで大体半数なんだそうです。今もその点については、PTAのボランティア等で見守りとかが行われている中で、当面の間はそういったソフトを絡めて児童の安全確保を十分見ていこうと考えております。
○(
山田富義委員) とにかく人命ですので、万が一となってからでは遅いですので、早目の対策が必要だと思います。
○(
島田伸子委員) ちょっと言い忘れたんですけど、いつも人よりこだわるトイレですが、
裏館小学校と
一ノ木戸小学校のトイレの数がかなり違うように思うんです。休み時間というのは利用が集中するわけですから、
裏館小学校の各階の女子用トイレは5つで十分だと――要するに各学年4クラスの子供たちがだっと行ったときに対応できるのかどうかというとすごく少ないと感じるんですが、数的にはどうなんでしょうか、十分あると考えていらっしゃるんでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) トイレの数の御指摘は、これも
施設検討委員会の会議の中で結構あったところでございますが、基本的には児童生徒数に対して基準を割り出すような計算式があるんだそうです。それに基づいてやっていたんですが、
一ノ木戸小学校はさらにそれでは足りないんじゃないかという御指摘を受けたものですから、実際に業者が現場に1日張りついて、どういった数量とするかを考えてさらにふやしたというのがこの設計案でございます。
裏館小学校は、児童の数からいっても
一ノ木戸小学校の約半分というか、6割ぐらいの数ですので、その基準値の中でやっていけるというのが学校の判断でございました。それと、多目的のトイレを各階につけておりますので、そこも含めて利用できるものでございます。
○(
島田伸子委員) トイレは、休み時間に集中するわけですので、子供たちが次の時間に間に合わないということがないように――条南小学校では洋式が1つぐらいしかないので、低学年になればなるほどこれに集中してしまうと。各家庭でも洋式がほとんどとなっている中で、本当にみんなが洋式に並んでいて、結局時間に間に合わなくてということがあるようですので、和式の便器も4台あるようですが、トイレの数についてはもう一回よく検討していただきたいというふうに思います。ドアについてもぜひ引き戸ということでお願いいたします。
○(下村喜作委員)
裏館小学校ですが、
資料ナンバー2―1の5ページのその他変更・
調整内容の中に体育館棟とありますが、5、
児童クラブ、調理場の配置変更と書いてあって、変更・調整理由に担当部署との打ち合わせによるとなっていて、調理場等は体育館の下に配置されているんですが、この辺は担当部署と打ち合わせによってこういう変更になったということなんですか。
○(
池浦教育総務課長) 前に御説明した検討
委員会案では、
児童クラブが西側にあって、調理場が東側にある左右反対の設計図面だったんです。それを
児童クラブの利便性、あるいは調理場であればここは共同調理場の仕様も持っておりますので、配送車あるいは搬入車もあるというような中でその辺のところは私どもや
子育て支援課、あるいは業者と打ち合わせをする中でやっぱり左右入れかえた設計のほうがより動線がいいんではないかということで、最終案では入れかえた配置が示されたということの内容でございます。
○(下村喜作委員) 確かにそういった物理的な配送の問題を考えれば今おっしゃったところがいいと思うんですが、イメージ的に調理場の上に体育館があるということになりますと、上から給食にごみがなんてことに――新しい施設ですからそういうことはあり得ないんでしょうけども、ある程度時間がたったときにそういうイメージ感を持たれると、せっかくのおいしい料理もまずさを感じるのではないかということもないわけではないんですが、そういう点でもっと適切というか、調整がきかなかったのかなと思うんです。それはきちっと防塵措置をとるから大丈夫だと、こう言われればそれまでですが、イメージ的にちょっとなじめない感覚もないわけではないので、その辺はどうですか。
○(
池浦教育総務課長)
裏館小学校につきましては、三条学校給食共同調理場の老朽化に伴ってある程度完全な自校方式でここに3中学校区を含めた共同調理場を移設したいということで、まずそこそこのスペースが必要であるということでございます。それから、体育館と調理場が上下の関係にございますけども、設置するメリットもございまして、例えば体育館は防災時の避難所として使われるわけでございますが、そういったときの炊き出しがスムーズにできるとか、そういったメリットもあるというふうに思っていまして、御指摘の上からほこり等のことについては当然設計の中で十分見ていきたいと、そのように考えております。
○(
土田俊人委員長) 副委員長と交代いたします。
〔正副委員長交代〕
○(野崎正志副委員長) 委員長にかわり、暫時委員長の職務を行います。
○(土田俊人委員)
一ノ木戸小学校のほうで太陽光発電についての質疑がありますけれども、この教育教材用程度というのは一体どういうことでしょうか。
○(
池浦教育総務課長) 例えば学校で1年間利用する電気のうちの1割だとか2割だとかという具体的な数値目標の上での設置工事ではなくて、これは見附市等でもやっておりますが、例えば児童玄関に入ったときに今太陽光による発電が何キロワットアワー出ていますよというようなことを表示する中で、そういった太陽光に対する視点を子供たちから持ってもらうという意味で設置したいという趣旨でございます。
○(土田俊人委員) 新しい公共施設につけていくという方針なんだろうと思っていたんですけれども、教育教材用程度といった中途半端な形の太陽光発電というのは果たしてどうなのかなという気がするんです。教材というのはわかりますけれども、その辺どういった考え方のもとでやるのか、費用対効果という面もありますし、それをちょっとお聞かせください。
○(
池浦教育総務課長) 先ほど申し上げましたが、例えば1年間で学校が使用する電気のうちの半分を供給するという大がかりなことを考えて設置している先進校もございますし、あるいは逆に新しい斎場にありますが、本当に小さいパネルと風力の風車をつけて外灯だけの発電をしているというようなことをやっているところもございます。どちらのイメージかというと、後段で申し上げました例えば教材用にこれだけの太陽光パネルによってこれだけの発電量がありますと。今仕様を4キロワットぐらいの発電量を考えておりますが、それだとこの教室だとこれくらいの分ができますねといった、あくまでも教育的な視点を重視した中で設置させていただきたいという趣旨でございます。
○(土田俊人委員) もう一点なんですけど、先ほど野崎委員からインターロッキングで雨水の対策的な質問がありましたけれども、もうちょっと突っ込んだ話になるんですが、内水対策という考え方で公共施設はやはり基本的に一時貯留という考え方でやっていくべきなのだろうという思いがあるんですけども、
裏館小学校も
一ノ木戸小学校も市街地の水の流れからすれば下流の部分にあるとはいえ、そういった一時貯留をやることによってそこから出る水の量が減れば、全体的に多くの水を引っ張れるわけですから、そういった考え方というのはされないんですか。
○(
池浦教育総務課長) ちょっと説明が足りなかったようでございまして、
一ノ木戸小学校も
裏館小学校もそうなんですが、まず結論から先に申し上げますと、
駐車場部分についてはそういった機能を持たせたいということで設計を進めております。そのほかに
一ノ木戸小学校につきましては、現在あそこには排水路が通っておりまして、それはつけ回しをする。それから、実は用水路も通っているんですが、それは地元農区の方と、それから自治会長さんと協議する中で新たにつけかえをさせていただく方向で話は決まっているんですけれども、それにつきましても最低限現有の排出量あるいは用水の量については変えないと、これを最低条件として進めさせていただいております。
○(土田俊人委員) それだと単なる通常の開発における調整池という意味合いの量ですよね。そうではなくて、そこに降った量を基本的に出さないという考え方を持つぐらいじゃないと、こういった内水対策というのは進んでいかないんじゃないかと思うんです。現段階はまだ
基本設計の段階でしょうから、ぜひ検討していただきたいということがありますので、その辺よろしくお願いします。